本ソフトで「できること」と「できないこと」
トレーニングソフトでできることは学習や運動の基礎となる視機能を向上させることとそれによって自信を回復させることです。学習障害やADHDそのものを治療したり、学習や運動、生活でのつまずきそのものを改善したりすることはできません。機能が向上したことで自信を取り戻し、それが二次的によい効果をもたらすことはありますが、トレーニングの主たる目的は視機能を改善し、学習に必要な基礎能力を高めることです。
また、トレーニングは続けていかなければ効果・向上を期待することはなかなか難しくなります。1日に8分のトレーニングをできるだけ毎日行うことが理想ですが、お子さんによっては毎日トレーニングをすることが難しい場合があるので、1日おき程度を目安に行っても良いでしょう。
目と手の協応(目からの情報と連携して手を動かす能力)
目からの情報と連携して手を動かす能力が学習や運動を行う上で大切です。本ソフトウェアでの訓練は、マウスを利用して行うため、目と協応した手先の微細な運動を訓練することはできません。折り紙、紙粘土、お手玉などを本ソフトウェアと並行して行うことをおすすめします。
また、本ソフトウェアの付録として、プリントアウトして使える教材を用意していますので、ご利用下さい。(P19の「親子でできる視機能トレーニングを参照)